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執筆者の写真SWEET BITTER HARAJUKU

RISE nova 10.8 出場後記



昨日はRUISE novaという、キックのアマチュアの大会がありました。 インストラクターの佐藤翔太先生はじめ、中学生は林辰太郎くん、小学生から山田芽依ちゃん、三田心春ちゃん、沓澤杏樹くん、石坂優弦くん、内山偉王くんが出場しました。 勝利した、佐藤先生、芽依ちゃん、杏樹くん、優弦くん、おめでとうございます! そして結果こそ今回は実りませんでしたが、辰太郎くん、心春ちゃん、偉王くん、ナイスファイトでした。明らかな実力向上がありました。勇気をもって戦えたこと、本当に素晴らしいです。 また、手伝いに一人で会場に駆けつけたサスケくん。ありがとう。 翔太くんや辰太郎くんとともにサポート役をたくさんしてくれたと聞いています。 また、天音ちゃん、こころちゃん、そらちゃんも応援に駆けつけてくれたそうで、心強かったです。 いつも思うのですが、うちの親御さんたちも本当に温かくて、選手の子たちが戦いを終えて安心して帰って行けるのが、一番大きな励みになっています。 勝つことも素晴らしいですが、こどもたちは試合出場を通じて、人生に通じる学びを得ることがもっとも大切なことです。 ・チャレンジの素晴らしさ ・同じ目的をもった子たちとの友情 ・相手選手たちへのリスペクト ・支えてくれる周囲への感謝 こうしたものを健全に学んでくれることがもっとも大切なことです。 そのために心身をかけて選手たちは戦っています。 いつも安心して帰る温かい場所がある。 それがいかに大切なことか。 選手といっしょに戦っている 親御さんたちにも心から敬意を表したいと思います。 ○SWEET BITTER ほんの一瞬のSWEET SCEANは 圧倒的なBITTER SIDEから生まれる。 そんな格闘技の世界をフィーチャーして、このスタジオの名前がありますが、こうした大会があるたびに「まさしく」と思います。 今回はインストラクターの佐藤翔太くんと林辰太郎くんのことを書かせていただいた上で、各選手の戦いにも触れさせてもらいたいとおもいます。 二人はいわゆる「本気でやっている」選手です。 将来はプロ、または日本を代表するアマの格闘技の選手になりたい。 そして素晴らしい指導者にもなりたい。 そういう夢と目標をもっている二人です。 日本一、トーナメント優勝。そうした実績もK-1やRISEのアマチュア大会、空手大会でも残していますし、これからはボクシングにもチャレンジしていきます。 そんな彼らですが、多くの日々がBITTER SIDEに身を置いています。 その名の通り、「苦い思い」を味わうことも、きっと一般の同年代の子たちよりも多いです。 本気になれば知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳ばかり こんな言葉がありますが。 彼らはいつも本気で物事にあたっています。 それは単なる技術のことだけでなく 周囲の人との関わり方についてもそうです。 自分のためだけの練習をしているわけではなく むしろ、一般の会員さんたちの手助けを喜んでしながら 共に練習を重ねています。 愚痴や言い訳は出る余白もないほどに 本気で好きで努力をしています。 その姿、本当に敬服すべきですし 彼らの人当たりのよさ、礼儀正しさと、 それでいて媚びて怠惰になることのない誠実さ。 それを感じますね。 この世界で頑張ることの醍醐味は 「勝負」以前に その根幹となる努力過程、ドラマにあります。 完全に"客目線"であれば、 ただ強ければいい、結果さえ出せばいい、 そう思ってしまいがちでしょうが、 選手経験があったり、選手をサポートする立場を長年やっていればこそ やっぱり「陽の当たらないところ」で どれだけ人間性が鍛えられているか そういうことの方が大きな価値をもっていると知るようになります。 ○今回の試合 そして今回の試合ですが、 佐藤先生はこの夏にいろいろな課題にぶち当たって 不安いっぱいで臨んだ試合でした。 しかしきちんとその努力の報いを得ました。 努力は嘘をつきません。 そして辰太郎くんは 処理こそ逃しましたが、一学年上の実力者にかなり肉薄した試合内容でしたし 大きな実りがあったとおもいます。 そして何より試合を終えた後も すぐに後輩の試合を大声で応援し続けたといいます。 何人もの親御さんからそのことを聞いて胸がアツくなりました。 山田芽依ちゃんは、敗戦濃厚な時間帯で その辰太郎くんから「最後まで諦めるな!」と声をかけられ そのタイミングではなった蹴りで勝利をもぎ取ったようです。 芽依ちゃんは夏休みのファイター練習で、翔太くん、辰太郎くん、サスケくんとの練習に合流して、何度も「諦めグセ」を出しては、克服すべく頑張り続けました。 こうした場面で実を結んだことは、あの時の練習で芽依ちゃんが奮闘した姿を思い出し、感動にひたらずにはいられません。 心春ちゃんも敗れはしましたが、胸を張るべき内容でした。 最後まで諦めず、フィジカルの強い男の子相手に後半はかなり盛り返していました。 また、相手の男の子も、前戦では女子ファイターを相手に悔しい合わせ一本負けをしてしまった背景があります。今度こそという強い意気込みがあったのでしょう。良い戦いだったとおもいます。内部大会のカタナトーナメントでは盟友の芽依ちゃんに競り勝っていますし、また盟友ととともに頑張って行ってほしいとおもいます。 杏樹くんは完勝しましたが、初めは外部の試合に出てもなかなか勝てなかった時が嘘のようです。これもその時に踏み留まって頑張り続いけた本人の努力と親御さんの温かいサポートの継続の賜物だと思います。親御さんがやめさせてしまうことが多いです。何度やっても勝てない時は。その気持ちもわかります。しかしこうしたシーンを見せられるまでサポートできるのも本当にすごいことです。 3勝目。これでサスケくんと同じように、Cリーグは卒業です。あっぱれです。 優弦くんは有名ジムの子を相手に勇猛果敢に戦い、しっかりとポイントリードをして勝てたのはすごいです。体格やパワーも上の子に、回るところは回り、競るところは競る。そして技術力も高く、素晴らしいゲームパフォーマンスでした。 プレッシャーをかけないようにと遠くで見守っておられたお父さんのことも、他のご父兄から聞きました。そのエピソードも胸がアツくなりました。親心。。 優弦くんも一時期は勝てずに、向いていないのかなと自信をなくすこともありましたが、勝ち始めましたね。 最後に偉王くんですが、勝てずに涙したそうですが、佐藤先生、辰太郎くん、サスケくんからはそれぞれに「持ち前の見切りからの蹴りや、パンチからの蹴りのコンビネーションの向上があって、次につながる試合でした」と同じように報告をうけました。また、体幹も強くなっていると佐藤先生は評価していました。杏樹くんや優弦くんのように頑張っていければ必ず連勝していけるようになるとおもいます。元々センスも良い子なので大丈夫です。 次は12月のRISE、11月にMUGENのRING FIGHTもありますが、この辺は相談しながら「場数」を増やして行ってもらえたらとおもいます。 いずれにせよ、基本は「楽しむこと」です。 その上で頑張っていきましょう。

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