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執筆者の写真SWEET BITTER HARAJUKU

65歳からのボクシングが始めたら楽しかった(会員様インタビュー)



2024年も楽しくスタートして、早や3ヶ月。


今回は、昨年末に65歳でボクシングをはじめた藤城悦子さんにインタビューをさせていただきました!


○動機


–それではインタビューをお願い致します!

藤城さんは65歳でいらっしゃるんですね?


藤城「はい。今年の5月で66歳になります」


–いや、、全然みえません、、、どうしてまたボクシングをはじめようと思ったのですか?


藤城「私は主人といっしょにいつも歩いているんです。1日1万歩〜2万歩を目標としているんですが、ある時から息切れをするようになったんです」


–えっ?2万歩も?すばらしいですね。


藤城「でも息切れはショックでした。そうしたら主人が何か別のスポーツをやったほうがいいとススメてくれまして・・・」


–でも、それが格闘技とは・・・


藤城「主人が中年になってから他所道場で空手をやったことがあるんです。そこで随分よくしてもらって、身体も健康になったんです。ですからそういう方面も"アリ"でした」


–なるほど、そうした背景がおありだったんですね。


藤城「そんな話をしていたら、原宿にこのジムができたんです!ずっと気になっていて・・。それである日1階の扉を夫婦でちらっと覗いたら、代表の山口さんがちょうどカウンターにいて、目が合ってしまったんです!」


–それは"タイミング"でしたね!


藤城「はい(笑)それで、どうぞどうぞとジムを見学させていただいて、お話をうかがっているうちにボクシングをやってみようと思うようになりました」


–はじめは空手をやりたかったのですか?


藤城「いえ、主人が空手をやっていたので、私はキックボクシングやりたいなと・・」


ーそれがボクシングに


藤城「はい、まずは手からどうですかと言われて。年齢的にも足を上げて高くキックをして股関節などに負担がかからないようにというアドバイスをいただき納得しました」



○やってみてハマったこと


–では、実際にやってみてどうでしたか?


藤城「嬉しかったことが3つあるんです」


–3つも?うかがわせてください!


藤城「第一にグローブです!自分のグローブも選んで買った時にすごく嬉しかったんです」


–アイテム、大事ですよね。


藤城「はい、関連するんですが、2つ目はシューズです。これも選んで買って、ついに履いた時の嬉しさといったら・・・やはり格好から入るのって大事なんです」


–それはみんなそうですよね!アイテムってテンションあがりますよねー!


藤城「3つ目はリングです。初めにリングに入れてもらった時のトキメキ。これがすごかったです。それで、いつかサンドバッグも叩きたい!!とか燃えてきて、、」


–なるほど、はじめは基礎フォームと基礎テクニック、インストラクターのミットへの打ち込みからですものね。


藤城「はい。それはそれで楽しいのですが、あのパンチングボールっていうんですか?映画ロッキーでも見ていたシーンで、ああいうのやりたいなぁとか思って・・・」


–ロッキーですか?


藤城「はい、女性でも世代的に見ていたんですよ。あの映画は、ボクシングとか格闘技の概念のベースになっていると思います」


–実際の練習で、そういう憧れの映画のシーンのように、心を満たす瞬間はありますか?


藤城「あります!ミット打ちですね。大好きなんです。タイミングがあったときの音がすごくいいんです。あれは気持ちが良くて。。」


–好きなボクシングの動きはありますか?


藤城「右アッパーですね。。好きというより、出てしまうといいますか。。左のアッパーもマススパー(あてない安全スパーリング)で出せるようにしたいです!」



○試合出場


–2月には試合にも出ましたね。勝敗のつかないエキシということで。


藤城「実はエントリーした時はよく分かってなかったんです。何をやるのか(笑)」


–はじめはミット打ちのパフォーマンスで出場する予定が、急きょちょうどいい相手の人がいますけどということで、マスの試合(1R 90秒)になりましたね。


藤城「はい。お引き受けしたものの、あまりにもドキドキしてしまって、できればどこかに逃げてしまいたくもなりました(笑)」


–あ、そんなに、、、


藤城「はい、試合会場に来て、もう緊張してしまって。。リングサイドで鈴木トレーナーが深呼吸しましょうって言ってくださったのですが、ぜんぜんできませんでした(苦笑)」


–実際の試合はどうでしたか?


藤城「相手がいるって、難しいんだなと改めてわかりました。相手も打ってくるので、

こちらのリズムで打てないですし・・」


–いやぁ、実際にやって経験談を語れるのがすばらしいです、、


藤城「最初は冷静でいられませんでした。それでもせいいっぱいやって、最後の15秒で追い詰められてしまいました。当てない試合とはいえ、試合が終わってから、だんだんじわじわと悔しさが込み上げてきました。


–特別選手賞も受賞されましたし、傍目にはすばらしいパフォーマンスでしたけど、、


藤城「いえいえ、もし次に出場するとするなら、1分30秒続けられるようにしたいです!」


–すばらしい向上心ですね!


「やっぱり、あとはフォームを追求して、華麗なボクシングができるようにしたいです」


–次はご主人様にもセコンドについていただいたらどうでしょうか?


藤城「プレッシャーがすごそうです、、(笑)でも主人もこういう格闘技が好きなのですけど、いまは健康上の都合でできませんので、私が主人の代わりにがんばりたいとも思っています!」



○同世代の方へのメッセージ


–では、最後に同世代の方たちへのメッセージをお願いしたいと思うのですが。


藤城「試合に出た後にうれしくてInstagramに投稿したんです。そうしたら同世代の友人たちが、すごい!とリアクションしてくれて。それで一緒にやろうよ!って誘ったんですけど・・」


–どうでしたか?


藤城「みんな、"おそろしくてできない!!"って即答でした(笑)」


–おそろしい練習はないですよね。。一般の会員さんは安全なメニューのみです。


藤城「実際にリングの中に入る前のトレーニングだけでもいいですよね。若い人とちがうボクシングへの向き合い方もありますし」


–はい、その練習を楽しんでいただけるのが、SWEET BITTER STUDIOです!


藤城「先日のクラスで、キッズクラスの子どもともいっしょにい練習しました。こどもの頃はああ動けていたんだなとか思いましたけど、自分の年代ならではのボクシングの愛好の仕方もあります。とにかく練習がたのしいです」


–いっしょに練習できる60代メンバー、増やしたいですね。


藤城「はい!是非みんなでゆっくり楽しみたいです!ぜひトライアルから足を運んでみていいただきたいです!全然おそろしくないです!」



終始、穏やかな表情で「わたしとボクシング」を語ってくださった藤城さん。

そんな藤城さんの人となりを、トレーナーの鈴木さんがこう語ってくれた


鈴木「藤城さんは謙虚で上品。最初、いろいろな意味でギャップがあって驚きましたけど、練習姿勢も素晴らしくて、逆に勉強させていただいてます。藤城さんといっしょに練習すると楽しいです。ポジティブなエネルギーがすごいです」


Age is just a number.


ボクシングをとおして、いろいろな方から活力をもらえます。


SWEEET BITTER STUDIOでの出会いに感謝です。







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